塾長の考え(最初の1歩)1

最初の1歩が踏み出せない生徒がいる。

 

「やらなければいけない」

と頭ではわかっているけれど、

心の奥底では、

「現状から逃げていたい」

と感じている場合だ。

この状態が続いていくと、

精神的に少しずつダメージが残る。

その結果、

何日も何カ月もあるいは、

何年間も動けないまま時間が過ぎる。

そういう生徒がいる。

自塾にもいるが自塾外にも大勢いる。

いや実際には、

そのような生徒たちも動いている。

スマホを使っていろいろと…。

でも、

それ以外では目立った動きはなく、

自分の部屋に引きこもったまま。

学校も行かない。

この状態を打破するには、

いったいどうしたらいいのか?

有効な手段は…どうやらあるのだが、

それを知らない親御さんは、

わが子のそんな姿を毎日見続けて、

心の底から自分を責めていたりする。

自分の子育てが悪かったんだ…、

と後悔したりする。

それでも、

自分にもわが子にも未来はやって来る。

今をほんの少し変えることができれば、

状況は若干だが変わってくる。

じわじわと変わってくる。

ポイントは「ほんの少し」。

大きく変えようとしてはだめ。

一気に変えようとしてはだめ。

「じわじわ作戦」でしか、

状況は変わらない。

これに気づくことが大事。

 

(続く)