塾長の考え(自立型個別指導)2

化学がよくわからなくて…。

 

高校生で化学が苦手な生徒は多い。

 

少なくとも北斗塾に来ている生徒で、

元々中学生から通っている生徒なら、

苦手になることはほとんどない。

高校生の途中で入塾してくる生徒の、

ほとんど全員が化学は苦手。

この現象は自分の記憶が確かであれば、

25年間以上のスパンにおいて、

ずっと続いている現象だ。

そういえば…、

物理も同様かもしれない。

物理に関して得意でない生徒は、

早々と生徒自らが1年生の段階で、

2年生になったら選択しないと決断。

理系ならば「化学」と「生物」。

文系ならば「化学基礎」と「生物基礎」。

もしくは「生物」。

必然的に理系の生徒は、

「化学」を選択している生徒が多く、

結果的に苦手とする生徒も多い。

実は化学が苦手になるには、

きちんとした理由がある。

それは右脳と左脳をバランスよく、

鍛えていかないと習得しにくい、

そういう科目だからだ。

物理もまた同様。

したがって、

苦手な生徒には、

マンツーマン指導が特に有効。

①何をどうイメージして、

②それをどう数式に変換して、

③正確に短時間で解答を導くのか。

それも「正解」でなければならない。

この3ステップのうち、

①と②の段階で個別指導が必要。

年がら年中この精密な行為が、

必要だというわけではない。

生徒が「勉強のやり方」を理解して、

それを自力で実践できるようになる。

それまでが自立型の指導となる。

問題に対して正解するまでの過程を、

毎回毎回授業しなければいけない、

そういうやり方を続けると、

「(生徒が)自力で問題を解ける」

ようにはならない。

ここがポイント!

問題の解法を黒板で解説することは、

学力のある講師や教師であればできる。

それはあたりまえだし簡単なこと。

北斗塾は自立型個別指導の塾である。

あらゆる教科の学習指導を通じて、

生徒1人ひとりが自立型の生徒になる。

それが塾のミッション(使命)である。

テストに出る内容を懸命に教える塾。

それを丸暗記させることを徹底させる塾。

そういうやり方も成績アップの指導の、

1つの方法である。

でも、

北斗塾はそういうことはしない。

それで成績が上がっても、

時間の経過とともにメッキがはがれるから。

そのやり方では、

地元の県立の高校受験はともかく、

全国大会である大学受験では通用しない。

現在4月も終わろうとしている。

今でも毎日中学生の学習内容をしている、

そんな北斗塾の予備校生が半分以上いる。

この16年間ずっと同じ。

第1回全統共通テスト模試が近づいている、

それでもその対策が今できる生徒は少ない。

よって最初の模試の結果は悪いだろう。

宮崎の予備校の中で1番悪い結果を、

出すかもしれない。

でも昨年の共通テストの結果は、

予備校生全員の得点アップは、

平均で107点を超えた。

同じことをやれた予備校や塾は、

少なくとも宮崎にはないと思う。

 

(続く)