塾長の考え(中間テスト)6

中間テスト(2日目)終了。

明日(3日目)が最終日だ。

※必ずしも全学校が明日終了ではない。

塾内の集中力は昨日と同程度の模様。

 

さて、

一足早く終了した高校の生徒は、

通常運転に戻っていたり休んだり。

ずっと緊迫した日々を過ごしたので、

オーバーホールもOKである。

この「緩急」の繰り返しが大事であり、

毎日毎日通塾して学習時間を重ねれば、

成績は上がっていくはずだと、

信じている生徒もいるだろうが、

そんな簡単な原理ではない。

学習や勉強は「量」が少なすぎれば、

学力は上がりにくく成績も振るわない。

これは事実だ。

しかし成績とは「相対評価」だ。

自分よりも点数が高い生徒が多ければ、

努力しているつもりでも評価は低くなる。

他人の点数と自分の点数が比較されるから。

よって、

他人の点数よりも自分の方が高くないと、

成績が上がったように見えない。

競争の原理が働いているというわけだ。

だから、

まずは「量」を確保してから、

次に「多い少ない」の勝負。

でも、

「量」の多寡(たか)だけでは、

勝敗は決まらない。

「質」が高いか低いかも重要だからだ。

この「質」を高めることに関しては、

いろんな塾が宮崎にも存在するが、

実際のところはすごく差があるようだ。

ここを知らない親御さんが多い。

「塾ならばだいたいどこも同じでは?」

それはかなりの認識違いである。

病院ですらかなり差がある。

だからセカンドオピニオン(第2の意見)

そういう考え方が定着しているのだ。

ただし、

中学生の指導となると話は別である。

主観的に言わせてもらうと、

どこも似たり寄ったりであり、

成績の決め手は生徒本人の意識の問題。

結局のところ、

中学受験と大学受験に関しては、

とてつもない差があるのが塾の実態だ。

ここで≪問題≫である。

【前提条件】

1.AくんとBくんがいる。

2.両方とも高校1年生。

3.同じ学校で同じクラス。

4.知能指数も性格もほぼ同じ。

5.家庭環境もとても似ている。

(いろいろな点で差がない)

6.部活動も同じ。

(帰宅時間がほぼいっしょ)

7.中学までの成績もほぼ同じ。

8.学習時間は…違う。塾も違う。

 ①Aくんは毎日4時間勉強

 (毎日休みなくアルファ塾)

 (日曜日もアルファ塾で勉強)

 ②Bくんは毎日3時間勉強

 (週3回はベータ塾)

 (塾の無い曜日は自宅学習)

≪問題1≫

 今回1学期中間テストがあった。

 AくんとBくんの両方が受けた。

 2週間後に成績が返ってきた。

 さて、

 成績が良かったのはどちらか?

 

この問題の正解は何だろうか?

成績が良かったのはどちらだろうか?

確実に正解を予想できるのだろうか?

あるいは、

「●●くんが勝たないとおかしい!」

みたいな推測や思い込みや願望などが、

当然のこととして、

誰の頭にも浮かぶのだろうか?

まずは自分の頭で考えてみてほしい。

≪解答≫は、…次回に。

 

(続く)