塾長の考え(自立型個別指導)15

KKちゃん(中1)も医学部医学科志望。

 

お母さんの車で塾に送り迎え。

時間にして片道40分はかかる。

お母さんも「お疲れさま」…である。

 

「KKちゃん、もう結果出たでしょ?」

「(定期)テストの結果ですかぁ?」

「そうだよ、目標達成までがんばらないとね」

 

KKちゃんは小6のときから北斗塾に週1通塾。

それ以外は某大手学習塾に通塾。

理由は中学受験をするから。

 

北斗塾も中学受験対策はできるのだが、

KKちゃんのお母さんの方針(?)で、

週1だけは北斗塾で国語のお勉強。

残りはガッチリと別の塾で受験対策。

 

受験直前期になったころ、

「やっぱり北斗塾で…」

とお母さんから申し出があった。

 

当時の教室責任者が、

「今の塾のまま受験された方が得策では?」

と判断して、

私もそうだろうなと思ったためそのまま。

 

今は自宅近所の公立のA中学校の生徒。

 

KKちゃんの話ではA中学校に1人だけ、

すごく勉強のできる子がいるらしい。

 

今や北斗塾に週3回通塾しているKKちゃんは、

「できたら学年で3番以内に入りたいです」

と私に宣言。

 

小学生のときから通塾している生徒ならば、

中学校(公立!)の場合は、

最初どういう成績であれ、

2年以内にトップ10に入っている。

 

KKちゃんも一応は週1回とはいえ、

小学生のときから北斗塾に通塾している。

 

本人の希望もあるし、

「3番以内に入りたいです」

と高い目標を言っている生徒に向かって、

「そんな無茶な目標ではダメだよ」

と言う必要もなし。

 

そこで、

「じゃあ学年3番以内を目指そうね!」

「はい!」

 

なんていう会話を交わしたのが3ヵ月ほど前。

その後、お母さんと面談があり、

「娘がそんなこと言っていたんですか(笑)」

とお母さんもびっくり。

 

「やる気があることはいいことですよ」

「そうですか…へぇ~、あの子が…ね」

 

なんていう会話を交わしたのが1ヵ月ほど前。

そういう経緯があって今。

 

ここで冒頭の会話に戻る…。

 

「KKちゃん、もう結果出たでしょ?」

「(定期)テストの結果ですかぁ?」

「そうだよ、目標達成までがんばらないとね」

「2番でした」

「そうなんだ…、えっ、に、2番!?」

「はい(にっこり)」

「本当に? 目標番数をいきなり達成…なの?」

「はい!」

「そ、そうなんだ、すごいね…(マジかよ)」

 

驚いた。

できる子だとは思っていたけど。

 

衝撃冷めやらぬまま別の生徒に個別指導。

数学の難しい問題が学校から出ていて、

どうやって解けばいいのかわからないと言う。

 

目の前のその生徒に昨日今日のできごとを話す。

英検2級の合格者が自分が知らないうちに、

出ていることなど。

 

「先生、私も英検2級ならうかっていますよ!」

「は? Sちゃんも今回合格していたの!?」

「いや、昨年(中3時)に合格しました」

「そうなの!?」

「は~い(二コリ)」

 

いつの間にか、

できる生徒が増えている今日この頃。

 

 

(続く)