塾長の考え(豊臣秀吉の名言)

天下人であり、初代の武家関白であり、

太閤であった豊臣秀吉の名言だ。

 

「やるべき事が明確であるからこそ、

 日夜、寝食忘れて没頭できる」

 

これは名言であるが、

受験指導をする際には基本中の基本。

 

驚くべきことに、

北斗塾に入塾してきた生徒で、

以前は別の塾に通っていた生徒たち。

 

そんな生徒たちはけっこういるが、

これらの生徒たちの口から、

 

「何をやるかが明確にわかって嬉しいです!」

 

というセリフが普通に出てくる。

 

これはいったいどういうことか?

 

ちなみに北斗塾が最初の塾である生徒は、

そんなセリフを言ってくれる生徒はいない。

 

あたり前になっているから、

ありがたみはないようだ(苦笑)。

 

まあ、それはどうでもいい(笑)。

 

私が以前から何度も言うから、

正直言ってうざく思われる方もいるだろうが、

 

何をやるかが明確になっていなくても、

中学生までなら高校受験は合格できる。

 

明確化しなくても適当に進めていけば、

高校の受験範囲くらいならいずれ終了するからだ。

 

大量の時間を突っ込めば可能なことである。

そのために塾に毎日自習に来させるわけだ。

 

そこには「戦略」のかけらもない。

 

明確化しなければ勝てないのは高校生の指導。

高校生の大学受験の指導である。

 

毎日塾通い(自習通い)して、

学習時間が多くなれば成績は上がるはず、

そう勘違いしていることも一因かもしれない。

 

大学受験用の指導とは、

そんな単純なものではない。

 

やっかいなケースになると、

そこの塾長が私が言うようなことと同じようなことを、

面談では力強く言うらしいが、

入塾してしまえばその後はほったらかしとのこと。

 

そんなことが本当にあるのだろうか?

 

今日の面談でもそんな話をたくさん聞いた。

私自身もショックだった。

 

そんなことをやっていたら、

塾業界の信用がなくなる。

 

塾ではただ勉強を各自にさせているだけ。

塾の自習室をつかって学校の課題をさせているだけ。

ときどき教材を使用させるらしいが、

基本は毎日来させて、各自にさせているだけ。

 

そういう塾があると言う。

 

そこの塾のチラシ、

そこの塾のホームページ、

そこの塾のブログ、

そこの塾のツイッター、

そこの塾のインスタグラム。

 

いいことを発信しているが、

言っていることとやっていることが違うという。

 

理想を言って親御さんたちに、

自塾の良さ(実際はそうではないが)を、

堂々とアピールするのはいいが、

少なくとも言っていることに近づくための、

努力をするべきなのではないか?

 

できもしないこと、

(正確には継続していくことができないこと)

を堂々とやっていますと言わない方がいい。

 

実態が違うのならば。