塾長の考え(国公立医学部医学科受験)13

やはり受験生と話してもそれを望むと言う。

 

「それ」とは何か?

 

748万円のサポートを受ける話である。

 

元々、

今までの塾生や予備校生であっても、

同じ質問をすれば、

「宮崎県の地域医療に貢献したい」

と答えるだろう。

 

だが実際にはそうでない医学部の卒業生が、

続々と誕生するから、

この制度が導入となったわけであり、

この制度の宣伝を懸命にしているのだろう。

 

宮崎大学医学部の職員と、

宮崎県庁の職員と、

計4名の方が北斗塾に来て説明をしたときに、

私も同席できればもっと詳しく聞きことが、

あったのだがそうもいかず。

 

うちの受験予定の生徒が直接いろいろ話せて、

それは良かったのだが…。

 

「これって…さぁ」

「はい」

「やっぱりこの制度はお母さんも知っているよね?」

「はい」

「何て言っているの?」

「絶対にこの制度を活かして合格してほしいって」

「そう言ったんだね?」

「はい!」

 

もう1人の受験予定の生徒にも聞いてみた。

 

「これって知っているよね?」

「はい、もちろん」

「お母さんも知っているよね?」

「はい、知っています」

「この制度で合格することを望んでいるよね?」

「私、元々宮崎県以外で働くつもりはないです」

「そうだよね…」

「そうなると一般試験で合格する場合は…さ?」

「はい」

「748万円のサポートなしだよね?」

「はい、そうなりますね…」

「そうだけど、それ困るよね?」

「え、そうですね…困りますね(苦笑)」

「748万円サポートなくても宮崎で働くよね?」

「それはもちろん、そうです!」

「…748万円あった方が絶対にいいよね?」

「それは…もう…はい、ははは…」

 

子どもだって戸惑う案件だ。

 

要するに、

北斗塾および北斗塾予備校がその指導において、

 

「共通テストで確実に点数を取らせる!」

 

そう、

シンプルに言えばたったこれだけを実現できれば、

私の目の前にいる生徒やその親御さんたちに、

入学金28万円の免除と、

6年間で720万円のサポート。

 

やはり冷静になって考える。

 

他県で働く気がない地元の生徒が、

医学部に進学できればそのまま卒業後は、

宮崎県内でしか働かないと言っている。

 

そういう生徒であれば、

748万円(合計)のサポートがある。

 

地域枠推薦入試制度を使わないまま、

一般試験で合格させることができても、

このお金はその親御さんたちに還元されない。

 

「どうする?」

 

どうする?

どうする?

どうする?

 

…もう結論は1つしかない。

 

もうやるしかない。

 

共通テスト対策の決定版をつくるしかない。

 

748万円あるのとないのとでは違い過ぎる。

 

やるしかない。

 

 

(続く)